都城市の洪水リスクを調べるときは、市のWeb版防災マップに加え、県管理河川の追加資料も確認してください。 市の公式案内には、新たに追加された洪水浸水想定区域がWeb版には反映されていないという注記があります。追加区域の案内とPDFはこちらです。
地図で自宅を見つけた後は、避難先までの経路と、施設が開設する条件を確認します。この記事では、冊子・Web地図・県の洪水図を使い分け、一次・二次避難所の違いまで調べる手順をまとめます。
冊子、Web地図、追加された洪水図は用途を分ける
都城市総合防災マップは、2022年2月に改訂された冊子です。一方、宮崎県の河川別一覧には、その後に公表された洪水浸水想定区域図が掲載されています。
| 資料 | 確認できる時点・条件 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 都城市総合防災マップの冊子PDF | 2022年2月改訂。地域別のMap1~32など | 自宅周辺と避難経路を、地図索引から探す |
| 都城市Web版防災マップ | 市は追加された洪水区域に未反映分があると案内 | 災害の項目を切り替えて調べ、追加資料とも照合する |
| 県の大淀川・都城土木管内の洪水図 | 右岸は2025年12月、左岸は2026年2月公表の想定最大規模図 | 冊子やWeb版だけで確認を終えず、新しい想定を調べる |
県の一覧では、「大淀川(都城土木管内右岸)」「大淀川(都城土木管内左岸)」の行を探します。河川名と関係市町村、公表日が横に並び、全体図と分割図へ進めます。似た名前の行もあるため、「大淀川」という文字だけで選ばず、対象地域と公表日を一緒に読むのがポイントです。
市の追加資料案内にも、右岸・左岸それぞれの全体図と拡大図があります。ページ上部の更新日と、県が示す各図の公表年月は別の情報です。ページの日付だけで図面の新旧を決めず、県の一覧と照合してください。
都城駅や早水公園の周辺は、どのPDFを開くか
冊子を使う場合は、公式ページの「地図索引、全体図」で、自宅や勤務先がどのMapに入るかを探します。PDFは複数のMapをまとめて掲載しているため、番号とファイル名の対応を確認します。
例えば、都城駅周辺はMap24で、「Map21~24」のPDFに入っています。早水公園周辺はMap25で、次の「Map25~28」のPDFです。駅周辺から早水公園方面への経路を調べるなら、必要な範囲が隣の図に続いていないかを見て、両方のPDFで道をたどります。番号と周辺施設の一覧から選べます。
これは冊子のMap番号です。県の洪水図の「分割図1」などとは別の番号なので、そのまま対応させないでください。県の図へ移るときは、町名や河川名など、同じ場所だと分かる目印から探し直します。
自宅だけを見て終えると、途中の道路や橋が別の想定区域に入ることを見落とします。平常時に自宅、避難先候補、その間の経路を一組で調べておきましょう。
洪水図は、浸水の深さと家屋倒壊の区域を別々に読む
市のWeb版の災害選択画面には、「想定最大規模・L2」「計画規模・L1」「家屋倒壊等氾濫想定区域(氾濫流・河岸侵食)」という別々の項目があります。L1とL2は想定規模が異なる表示なので、いま開いている項目名を確かめてください。追加区域については、前述の県の資料も併用します。
県の説明では、浸水深は想定される水の深さ、家屋倒壊の区域は洪水の流れや川岸の侵食で家屋が流失・倒壊するおそれのある範囲とされています。深さの色が薄く見えることだけで、建物内にとどまってよいとは判断できません。
浸水がどれほど続くかを調べたい場合は、県の河川別一覧にある「浸水継続時間」の図も確認します。継続時間は、一定の深さに達してからその深さを下回るまでの時間を表します。基準となる深さは図の説明を読み、時間の色を浸水深の色と混同しないでください。
同じ河川に関係する資料でも、想定最大規模の図と、継続時間・家屋倒壊の図では公表年が異なる場合があります。「同じページにあるから、全部同じ年の想定」とは扱わず、それぞれの公表日と条件を確認します。この記事は、個々の建物の安全や上階への避難の可否を判定するものではありません。
一次・二次避難所は、開設する順序と条件が違う
地図に避難所が載っていることと、実際に開いていることは別です。市の避難所案内は、2026年6月29日更新のページで、次の開設基準を示しています。
| 区分 | 市が示す開設条件 | 地図で場所を調べた後の確認 |
|---|---|---|
| 一次避難所 | 災害が予測されるときや発生したとき、優先的に開設 | 一次避難所一覧の施設名から場所を調べ、当日の開設案内を確認 |
| 二次避難所 | 一次だけでは対応できない場合や、地震による損傷などで一次が使えない場合 | 一覧PDFで候補を把握し、市のホームページや緊急速報メール等で開設を確認 |
同じページの一次避難所一覧は、地区ごとに施設名が並んでいます。たとえば祝吉地区には、祝吉小学校体育館や早水公園体育文化センターなどが掲載されています。施設名のリンクで場所を調べ、その場所までの道を洪水・土砂災害の図と照合します。ここで挙げた施設は、現在開設中だと確認したものではありません。
市は、開設している避難所であれば地区を問わず避難できると案内しています。行政上の地区分けだけで候補を絞らず、家族と移動する経路も考えて選びます。福祉避難所の表記がある施設は、特別な配慮や援助が必要な人の避難を優先する施設です。介助などが必要な場合は、平常時に市へ必要な支援と候補施設を相談しておきましょう。
家族で確認するときに残しておくこと
確認に使った資料名と公表年、自宅が載るMap番号、避難先候補の施設名、一次・二次の区分を一緒にメモしておくと、次に資料が変わったときにも見直せます。別の場所で暮らす家族へは、地図の画像だけでなく、どの資料のどの条件を見たかも伝えてください。
どの洪水図が自宅を含むか分からない場合は、都城市危機管理課(0986-23-2129)へ住所と資料名を伝え、「追加された想定区域を確認するには、どの図を見ればよいか」と問い合わせられます。避難所については、候補の施設名と想定する災害を伝え、開設情報の確認方法を聞いておきます。連絡先は市の公式資料案内・避難所ページに掲載されています。
色が付かない場所の読み方は、ハザードマップで色が付いていない場所をどう読むかで説明しています。地震などを含む地域全体の情報は都城市の防災情報へ進めます。地図の無着色や一つの資料だけで安全を決めず、災害時は市が発表する避難・開設情報も確認してください。