沼津市で防災情報を見るときは、津波、富士山などの火山、南海トラフ地震、大雨・土砂災害、避難判断を並べて読むだけで終わらせず、家族の行動に落とし込むことが大切です。自宅はどの危険に近いでしょうか。迷うときは、まず自宅の場所から見ます。
では、家族の中で先に決めるべき行動は何でしょうか。ここでは、沼津市公式計画と静岡県公式情報を根拠に、先に決めること、予報が出たら見ること、警戒レベルが出たときに動くことに分けて整理します。
1. 沼津市で優先するリスクを生活圏に重ねる
沼津市の公的ハザードデータ集計では、津波浸水想定の最大浸水深は約5m、区域カバー率は約18.1%です1。沼津市では、公的ハザードデータ集計で土砂災害警戒区域等が247件確認されています2。沼津市のJ-SHISメッシュ集計では、震度6弱以上30年超過確率(最大)は約84.7%です3。
沼津市で次に見たいのは、自宅、職場、学校、避難先までの道が大雨や土砂災害の影響を受けるかです4 5。事前に、まず地図で見ます6。日頃の地震対策も外せません。沼津市の公式計画や静岡県の地震防災情報は、建物被害、火災、家具転倒への備えを家庭で見るべき確認点にしています7。
危険の近さで、先に見る情報と家族で決める順番が変わるためです。沿岸部では津波避難も別の判断軸になるため、避難先と高い場所への道を事前に見ておきましょう8。富士山などの火山の火山情報が関係する地域では、災害前に、雨や地震とは別に噴火警報や降灰も見ておきましょう9。
2. 大雨では、地図と観測情報を分けて見る
大雨の前に見るのは、雨量だけではありません。水と土砂の危険を地図で押さえます。沼津市では、自宅や避難先までの道が浸水想定区域・土砂災害警戒区域にかかるかが、避難判断に直結するためです4 5。河川水位や監視カメラは静岡県の案内先で見られ、洪水浸水想定区域図も同じ判断材料になります10 11。
雨が強まる前に、斜面や沢沿い、川沿いを通る人は土砂災害の危険も見てください6。大雨のときはとくに、マイ・タイムラインで避難準備の時刻と移動先を決めておきましょう10。
3. 地震と津波は、揺れた後の初動を先に決める
静岡県では、南海トラフ地震を含む地震への備えを日頃に整えることが大切です12。沼津市の公式計画でも、家具転倒や火災など、家の中で先に減らせる危険が出てきます7。なぜなら、揺れてから安全な場所や連絡方法を探すと時間を失うためです。
津波は、判断を先送りしにくい災害です。強い揺れや長い揺れの後、海岸や河口周辺にいるなら高い場所への移動を優先します8。寝る場所の周り、家具固定、家族の連絡方法は、揺れる前に決めてください。ここは後回しにしないほうがいいところです。
4. 避難は「警戒レベル」と「自分の場所」で判断する
避難で迷う場面は、家に残れるか、外へ出るべきかです。沼津市は、高齢者等避難、避難指示、緊急安全確保などを災害状況に応じて出します13。
逃げ遅れを防ぐため、警戒レベル3では避難に時間がかかる人から動き、警戒レベル4では危険な場所から全員避難する段階になります10。ただし、移動が危ない段階では、在宅避難や親戚・知人宅、近くの安全な建物も選択肢に入れてください14。
5. 備蓄は7日分を目安に、携帯トイレも入れる
備蓄は、必要になってからそろえようとしても間に合わないことがあります。沼津市の公式計画は食料、飲料水、生活必需品の備えを含み、静岡県も家庭内の7日分の生活物資を案内しています14 15。一方で、量を決めずに買い置きだけ増やすと、必要な物が抜けるためです。
水・食料・薬・照明・充電手段に加えて、断水のときに困る携帯トイレも数に入れてください16。高齢者、障害のある人、乳幼児、持病のある人がいる家庭では、薬、介護用品、移動手段、支援者を一枚にまとめておくと避難先で伝えやすくなります17。
6. 公式情報は、自治体・県・気象庁を組み合わせる
公式情報を先に決める理由は、災害時にSNSで断片情報を追い続けると判断が遅れることがあるためです。沼津市、静岡県、気象庁のページをスマホに入れておくと、避難情報や気象情報をたどりやすくなります13。住所に近いリスクを見るときは、総合防災アプリ「静岡県防災」や自治体ハザードマップを使います6 18。
富士山などの火山の火山情報が関係する地域では、噴火警報や降灰予報も同じ場所にまとめておきましょう9。最後に、災害時に最初に開くページを家族でそろえておきましょう。
今日やること
- 強い揺れや長い揺れの後に向かう高い場所と、そこまでの道を決める。
- 富士山などの火山の火山情報が出たときに見る自治体・静岡県・気象庁のページをスマホに入れる。
- 自宅、職場、学校、避難先までの経路を、洪水浸水想定区域や土砂災害警戒区域と静岡県防災アプリ・ハザードマップで重ねる。
- 河川水位、監視カメラ、土砂災害の危険を、台風前に一度開いて場所を覚える。
- 警戒レベル3で早めに動く人、警戒レベル4で移動する先を家族で決める。
- 7日分の水・食料・薬・照明・充電手段と、携帯トイレを家族人数分でそろえる。
出典
- 1沼津市 津波浸水想定区域集計本文へ戻る要旨:沼津市の公的ハザードデータ集計では、津波浸水想定の最大浸水深は約5m、区域カバー率は約18.1%です。
- 2沼津市 水害・土砂災害リスク集計本文へ戻る要旨:沼津市では、公的ハザードデータ集計で土砂災害警戒区域等が247件確認されています。
- 3沼津市 J-SHIS地震・地盤指標集計本文へ戻る要旨:沼津市のJ-SHISメッシュ集計では、震度6弱以上30年超過確率(最大)は約84.7%です。
- 4沼津市地域防災計画 本編 p.51本文へ戻る要旨:沼津市の公式計画では、浸水想定区域や土砂災害警戒区域など、大雨時の危険箇所を確認する考え方が示されています。
- 5沼津市地域防災計画 本編 p.34本文へ戻る要旨:沼津市の公式計画では、避難場所、避難所、避難路などを事前に確認することが重要事項として示されています。
- 6総合防災アプリ「静岡県防災」資料 p.2本文へ戻る要旨:静岡県の総合防災アプリでは、土砂災害、洪水、地震、津波、火山、液状化などのハザードマップを確認できます。要旨:静岡県の総合防災アプリ資料では、土砂災害を含むハザードマップを確認できると案内しています。
- 7沼津市地域防災計画 本編 p.32本文へ戻る要旨:沼津市の公式計画では、地震時の建物被害、火災、家具転倒などへの備えが重要事項として示されています。
- 8沼津市地域防災計画 本編 p.26本文へ戻る要旨:沼津市の公式計画では、津波避難や津波浸水想定に関する確認事項が示されています。
- 9沼津市地域防災計画 本編 p.73本文へ戻る引用:「注 10 火山災害は、気象庁が噴火警報・予報に付して発表する噴火警戒レベル及び火山活動状況に応じた避難情報の伝達が必要となるため、避難指示等の内容は、「火山災害対策編」に明記する」
- 10命を守る避難行動 p.1本文へ戻る要旨:静岡県は、河川水位や監視カメラ映像をサイポスレーダーなどで入手する方法を案内しています。要旨:静岡県は、台風や大雨に備え、避難のタイミングを明確にするマイ・タイムライン作成を案内しています。引用:「今後は、大雨等で災害発生のおそれが高い状況で、 市町から警戒レベル4「避難指示」が発令された場合は、危険な場所から必ず避難してください。」
- 11水害への備え p.1本文へ戻る要旨:静岡県は、水害への備えとして高潮浸水想定区域図、洪水浸水想定区域図、ハザードマップの確認を案内しています。
- 12地震への備え p.1本文へ戻る要旨:静岡県は、地震への備えを公式ページで案内しています。
- 13沼津市地域防災計画 本編 p.37本文へ戻る引用:「特に、ハザードマップ等により平素から自宅等の危険の有無を確認すべきこと、市から避難情報が発令されたら直ちに避難行動をとるべきこと、避難情報が出されなくても身の危険を感じたら躊躇なく避難すべきことを強く啓発するものとする。」
- 14沼津市地域防災計画 本編 p.35本文へ戻る引用:「さらに、静岡県総合防災アプリ「静岡県防災」などを活用し、非接触型の避難所運営に努めるものとする」引用:「⑤ 市は、避難所又はその近傍で地域完結型の備蓄施設を確保し、食料、飲料水、携帯トイレ、 簡易トイレ、常備薬、マスク、消毒液、段ボールベッド、パーティション、炊き出し用具、 毛布等避難生活に必要な物資や感染症対策に必要な物資、トイレカー、トイ...」
- 15危機管理部 p.2本文へ戻る要旨:静岡県は、家庭内に7日分の生活物資を備蓄し、水、食料、携帯トイレなどを備えることを案内しています。
- 16備蓄について p.1本文へ戻る引用:「災害から命を守るため、日頃から、 水 、 食料 、 携帯トイレなど必要な物資を備蓄しておきましょう。」
- 17沼津市地域防災計画 本編 p.27本文へ戻る引用:「市は、防災知識の普及、訓練を実施する際、要配慮者に十分配慮し、地域において要配慮者を支援する体制が整備されるよう努める」
- 18総合防災アプリ「静岡県防災」 p.1本文へ戻る要旨:静岡県の総合防災アプリ「静岡県防災」は、緊急情報通知、ハザードマップ、避難トレーニングなどを備えています。