西都市で先に考えておきたいのは、台風・大雨、土砂災害、避難判断です。見る情報と動くタイミングは、災害ごとに違います。では、自宅や家族にとって先に決めるべきことは何でしょうか。この記事では、西都市公式計画と宮崎県公式情報を根拠に、日頃に決めること、予報が出たら見ること、避難情報が出たら行うことに分けて見ていきます。
1. 西都市で優先するリスクを生活圏に重ねる
西都市では、土砂災害警戒区域413件と指定避難所72件を重ねて見ることが入口です1 2。台風中心50km以内の通過は12個なので、雨風が強まる前に動ける時間を先に置きます3。近い避難先だけでなく、雨風が強まる前に通れる道を家族で確認してください4。
一方で、台風や大雨が近づいたら、土砂災害の危険度と避難経路を一緒に見ます1。
自宅の近くで、最初に気をつけるべき危険はどれでしょうか。自宅の場所で優先順位が変わるため、西都市では、斜面、避難所までの道を災害ごとに地図で見比べてください2 4。家族で優先順位を話し合っておきましょう。
2. 台風と大雨は、雨量だけでなく道と斜面を見る
2000年から2025年に西都市の50km以内を通った台風は12回です3。また、年間降水量の平年値は2727mmです5。
ただし、これらは過去の傾向で、現在の危険度そのものではありません。台風ごとに雨風の強さは変わるため、接近時は現在の予報を見たうえで、自宅から避難先までの道が浸水や土砂災害にかかるかを確かめます1 4。
とくに、土砂災害警戒区域等は413件集計されています1。斜面や沢沿い、夜に移動しにくい道がある家庭は、とくに雨が強まる前に移動先を決めてください1。
3. 地震は、家の中の安全と避難先を分けて備える
家具や家電が倒れると逃げ道をふさぐことがあるため、地震時の初動は家の中の安全確保から始まります6。揺れたあとにすぐ外へ出るか、屋内で安全を確保するかは、家の中の状態で変わります。
日頃は、寝る場所の周り、家具固定、家族の集合場所を見直しましょう6。また、西都市の計画では、住宅の耐震診断・耐震改修が地震・火災への備えとして示されています7。国土地理院データには指定避難所が72件登録されています2。自宅に近い場所を二つ選び、そこまで安全に歩ける道も見てください4。
4. 避難は「警戒レベル」と「自分の場所」で判断する
避難するか自宅に残るかは、災害の種類と自宅の場所で変わります。判断の起点は、西都市が出す避難情報です。
避難情報が出たときは、逃げ遅れを防ぐため、警戒レベル3では危険な場所から高齢者等が避難し、警戒レベル4では危険な場所から全員が避難します8。立退き避難がかえって危険なら、近くの安全な建物や屋内で安全を確保する行動も考えてください2 8。
5. 備蓄は最低3日分、推奨1週間分を目安にする
支援や復旧が遅れることがあるため、災害が起きる前に、家庭の食料・飲料水などはまず最低3日分、できれば1週間分を目安にしてください9。水は成人1人1日あたり3リットルを目安にします9。水・食料・薬・照明・充電手段に加えて、断水時の携帯トイレも人数と日数で数えてください9。高齢者、障害のある人、乳幼児、持病のある人がいる家庭では、薬、介護用品、移動手段、支援者を一枚にまとめておくと避難先で伝えやすくなります10。
6. 公式情報は、自治体・県・気象庁を組み合わせる
災害時にSNSの断片情報を追い続けると判断が遅れることがあるため、まず開くページは今のうちに決めておきましょう。西都市、宮崎県、気象庁のページをスマホに入れておくと、避難情報や気象情報をたどりやすくなります11。
警戒レベル3と4の違いは宮崎県の公式情報で見直せます8。夜間や停電時に誰がどのページを開くか、家族で一度決めておきませんか。
今日やること
- 西都市・宮崎県・気象庁の公式情報ページをスマホに登録する。
- 自宅、職場、学校、避難先までの経路を、浸水想定区域と土砂災害警戒区域で重ねる。
- 台風が近づく前に、雨が強まる前の移動先と連絡方法を決める。
- 水・食料・薬・照明・充電手段・携帯トイレを最低3日分そろえ、できれば1週間分まで増やす。
出典
- 1国土数値情報 土砂災害警戒区域データ本文へ戻る要旨:国土数値情報A33の収録データでは、西都市の土砂災害警戒区域は413件です。特別警戒区域は352件です。
- 2西都市 指定緊急避難場所・指定避難所集計本文へ戻る要旨:西都市には、国土地理院データ上、指定避難所が72件登録されています。
- 3西都市 気象庁台風ベストトラック近傍通過集計本文へ戻る要旨:西都市では、2000年から2025年までに近くを通った台風が12個あります。
- 4西都市地域防災計画(令和7年8月) p.217本文へ戻る引用:「河川施設の整備河川管理者は、堤防等の高さなどの情報を市民に周知し、避難活動の支援を行うとともに、避難路、避難地、緊急用河川敷道路、並びに防災活動拠点及び緊急消火用水の供給地等として利用することも考慮して、河川整備を進めることとする。」
- 5西都市 気候平年値集計本文へ戻る要旨:西都市の年間降水量平年値は2727mmです。
- 6宮崎県 南海トラフ地震から身を守ろう!本文へ戻る要旨:宮崎県は、南海トラフ地震への家庭の備えとして、最低3日分・推奨1週間分の備蓄、非常持出品、家具の転倒防止、避難所と避難経路の確認を案内しています。
- 7西都市地域防災計画(令和7年8月) p.19本文へ戻る引用:「耐震診断等に関する相談窓口を開設するとともに、広報活動を展開するものとする。」
- 8宮崎県 知っておくべき避難のポイント本文へ戻る要旨:宮崎県は、警戒レベル3や4が出たら危険な場所から避難し、安全な場所にいる人は避難場所へ行く必要がないと案内しています。
- 9宮崎県 災害後1週間は備蓄で乗り切る準備を!本文へ戻る要旨:宮崎県は、食料や飲料水を最低3日分、できれば1週間分備蓄するよう案内し、成人1人1日あたり水3リットルを目安にしています。
- 10西都市地域防災計画(令和7年8月) p.34本文へ戻る引用:「名簿及び個別避難計画の提供に関する情報漏えい防止措置市は、避難行動要支援者の名簿及び個別避難計画の情報について、避難行動要支援者の同意を得たうえで、避難支援等の実施に必要な限度で避難支援等関係者に提供するものとする。」
- 11宮崎県防災情報共有システム本文へ戻る要旨:宮崎県は、宮崎県防災情報共有システムで住民避難情報、避難所運営情報、気象警報・注意報、観測情報、道路規制情報を案内しています。